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BLEACHのスンスンのコスプレ衣装を製作【型紙が大きい】

BLEACHアランカル:スンスンの衣装

どうもkaiです!

この記事では依頼品であるBLEACHのスンスンの衣装製作についてお話していきたいと思います。

スンスンの衣装は生地もですがシルエットにこだわって製作しました。

以前、神威の衣装を製作をしたのですが…その時、裏地は下半分の見える部分だけだったんです。

今回のスンスンの衣装は表と裏の色が違うので裏地としてサテンを付けて行きます。(袖とか特に独特…)

構造を一般的に売られている物とは違って原作の画像を探しまくって出来る限り再現する事にこだわりました。

残念な事に資料が少なく、構造がきちんと理解出来ていないのが正直な所ですが、確実に他で売られている衣装より再現出来たと思います。

スンスンの衣装について

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スンスン画像(依頼者様から)

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BLEACHのスンスン画像(依頼者様から)

特徴は長い袖・腰のクロスの飾りベルト・首のタートルネックです。

袖のスリットをラインで囲ったりして製作したり、首の黒い部分を襟にしてしまったりしている方がいますが

私が見る限りそんな構造ではありません。

袖は表地と裏地とで区切られていますし、ラインで囲われたりしていません。

衿もきちんと見たら分かると思うのですが、中に着ているタートルネックのような部分が見えているだけで

その部分が衿と繋がっているようには見えません。明らかに別の作りです。

スンスンの衣装綺麗に再現して作るとして・・・

私の製作するスンスンの衣装は上に書いた通りのイメージです。

そこまで作りこんでる衣装を着てスンスンのコスプレをしているレイヤーさんを見たことが無いです。

なので私が製作する衣装は原作に近く、依頼者様が綺麗にコスプレが出来るように心がけています。もちろん、イメージ合わせは動画で行いシルエットなども依頼者様と相談して決めて行きました。

依頼者様とのイメージ合わせ

依頼者様から依頼のご連絡を頂いたらある程度の生地やシルエットの相談、見積もりの提示をさせて頂きます。

提示させて頂いた見積もりでの製作でご納得頂けたら、イメージの確認用に【打ち合わせ動画】を撮って、さらにイメージの微調整をして行きます。

この時にキャラヌノさんのサンプル帳を使って使う生地まで決めて行きます。

シルエットの確認・使う生地・細かい作り・開き・再度見積もりの確認をしてようやく生地の購入と製作を開始。

今回の製作段取り

分からない言葉が出てきてもなんとなくこんな感じで製作するのか~という雰囲気だけでも掴んで下さい^^

  1. 依頼者様の採寸を元に型紙を引くための『原型』を作る
  2. 『原型』を元に型紙を引く
  3. 一度引いた型紙を要らない布(シーチングという生成りの生地)で仮縫いをして形を見る
  4. 仮縫いで出した形を見てシルエットの修正を行う
  5. 型紙にも同じ個所の修正を入れる
  6. 本番の生地で裁断する
  7. 芯張りが必要な個所には芯張りをする
  8. 縫製
  9. 髪飾り作り

原型と聞いてもピンとこないと思いますが、「そういうのがあるんだ。」ぐらいで、ここでは衣装製作の流れを大まかに掴んで下さい^^

この方法はフルオーダーの依頼を受けた時の方法です。自分の物を作る時は仮縫いの工程は全部省きます^^

スンスンの衣装を作る時におススメの生地・作り

今回も衣装製作に使用する生地はキャラヌノさんで購入しております。

裏地が黒なので表地を薄手にしてしまうと透けてしまい台無しです。

今回は裏地が透けない様に厚手で、袖のたれ感も綺麗に出る生地を選びました。

裏地は袖口から見えた時キラッと光り、アクセントになるように薄手で光沢のあるものにしました。少ししか見えない部分ですがここを綺麗な生地で作ると衣装もよりクオリティが上がります。

衿は立ち衿で製作しますが中に着ているインナーのようなものは付け襟で製作します。

生地は伸びる素材が最適ですが、裏地とのつながりを良くするために裏地と同じ生地を使います。

腰の飾りベルトも同じ裏地の生地で作りますが、少し立体感が欲しいのでキルト芯を入れて少し厚みを出します。

開きは前でもいいのですが、もし前開きにするのであればファスナーは見えない様に隠します

アランカルの服に開きや人間味を感じさせたくないというのが理由なので前はフェイクで開きは後ろにして普通のファスナーではなくコンシールファスナーという隠れるファスナーを使いたいと思います。

購入した生地の購入先

キャラヌノさんで購入した生地の種類や型番を記載しておきます(^^♪

リンクからすぐに購入ページに行けますので是非見てみて下さい!

原型って何?必要なの?

原型は型紙を引くための元です。

原型の製作は細かい採寸の元製作するので同じものはありません。

完全に依頼者様の寸法で計算して製作するので時間が掛かります。

ですが、1度これを作ってしまえばいくらでも型紙が製作可能です。

この原型を作るのはフルオーダーの依頼のみで、自分の物やセミオーダーのものに関しては原型を引く事はありません。

ある程度のサイズが分かればその衣装に近い型紙を少し改造するだけで製作可能だからです^^

スンスンの衣装は作り手のイメージで変わる

スンスンの衣装製作をするにあたって色々調べていたのですが、やっぱり私が理想とするスンスンの衣装は販売されていませんでした。

原作の資料やアニメの資料が少ないせいもあると思うのですが、私が見た限り綺麗と思う衣装はあまりありませんでした。

自作されている事も多いスンスンの衣装・・・作る人の感覚でかなり衣装が違うものになります。簡単に見える衣装ですが手抜きをすると不格好になります。

袖の型紙の大きさにビックリ

スンスンは基本的に袖も見頃も長いです。

袖の型紙を引いただけでもびっくりしました( ゚Д゚)

しかもスリットがあるので袖とは思えない形になってます(笑)

作業台いっぱい・・・

スンスンの型紙を1から引いて衣装製作

袖の型紙引き

◆完成した袖の型紙◆

スンスンの袖の型紙は大きくて長いですキャラに近づける為の工夫です

袖の型紙

スンスンの衣装を自作されている方でよく見かけるのが、袖の縫い目をそのままスリットにしている人です。

でも実際は上の型紙の様に袖の外側にスリットがあり、袖の両端を縫い合わせた時にスリットから手の甲が見えるデザインになってます。

それは原作を見て頂ければ分かると思います。スンスンが腕を組んでいる時、手の甲が見えています。

多分作り方が分からなかったか、この作りだと面倒と思ったかのどちらかと思います。

きちんと構造を理解した上でも『縫い方が分からない』から作れない方も多いのではないでしょうか?

しかもこれに裏地を付けるとなるとより難しく感じますね;

でもコスプレの衣装なので裏地に関してはそこまで神経質にならなくてもいいと私は思っています。

例えば、袖のみ裏地を付ける。って言うのもアリだと思いますし、袖も見頃も裏地付きでも簡単に縫い合わせる方法もあります。

今回の衣装は見頃も全て裏地を付けるので裏地の簡単な縫い方なども縫製編で紹介致します。

見頃が長い!でもカッコイイ感じに仕上がりそう!

依頼者様の身長も考慮して着丈を考えて型紙を引いたら作業台に入らないほど長くなってしまいました;

見頃の型紙が長すぎて作業台に入らないスンスン

入らない・・・

全体図を写真に撮れないぐらいに長くなってしまいました。

見頃の型紙は少し長めに設定してほしいとのご希望だったのでそのように型紙を引きました。

そして、ウエスト部分までは少し身体に添うようにタイトにし、腰辺り方広がるように製作しています。

前見頃は『わ』で取ります。開きは後ろにコンシールファスナー。

コンシールファスナーは見えない開きを作る事が出来るので今回の衣装にピッタリかと思います^^

『人間味を感じさせない』事を今回のスンスンの衣装では気を付けようと考えています。

スンスンの衣装に使う生地

スンスンの衣装はモノトーンで、表地が白で裏地が黒です。

死神とは逆の色ですね^^アランカルの仮面感が出てて実は死覇装より好きな衣装ですw

形もアランカルによって違うのも魅力ですね!中でもスンスンは可愛い衣装だと思います。

蛇っぽい感じと、ちょっと儚い雰囲気が素敵・・・その衣装をやっと作れると思うと早く裁断に入りたいです///

上で話してる雰囲気を出す為にはどんな生地がいいのか、考えて依頼者様と相談して決めました!

表地の白い生地

表地の白い生地は出来る限り裏地を透けさせず、なおかつ重くなく、綺麗な落ち感を出したかったので

こちらのポリエステルレーヨンにしました。

スンスンの衣装にピッタリな質感のキャラヌノのポリエステルレーヨン

アランカルの衣装におススメ

写り的に少しクリーム色に見えますがライトのせいで、実際の色は白です^^

くしゃっと寄せてもこんな感じでふんわりしてくれます。

レーヨンという素材はしっとりしていて最近ではテロっとしてる服のタグを見たらだいたいこの素材が入ってます。

垂れ感のある衣装。特に袖が口元に上げた時に綺麗に落ちて、見栄えが良いようにこの生地を選びました。

ただ、少し柔らかいので初心者の方には少し裁断しにくいかもしれません・・・

裏地の黒い生地

衣装を重くさせない為に裏地は出来る限り薄い生地を使います。

今回はスタンダードサテンを使いますが、本来は裏地用の生地があるのでそれを使う事が多いです。

ただ今回の衣装はコスプレ用なので撮影時、綺麗に映る為に光沢の強いサテンを選びました^^

スンスンの衣装は総裏地付きなので型紙が2倍必要でした

裏地に使うサテン

ライトに当てるとこれぐらいの光沢が出ます^^

ストロボ撮影などのもっと光が当たる場面ではより綺麗に質感が強調されると思いスタンダードサテンでの製作を決めました。

ただ、これもまた初心者の方には裁断しにくい生地です;サテンは何度も使った事のある生地ですが毎回少し『イラっと』きます(笑)

好きな生地なんですがね;ただこうした方が裁断しやすいよ!ってコツはあるので裁断の時に少し解説を加えようと思います^^

BLEACHのスンスンの衣装製作裁断編

型紙と製作に使う生地の説明は終わったのでここからは裁断についてです!

今回使う生地は表地も裏地も裁断しにくい生地なので裁断する時のコツなどもお話したいと思います。

スンスンの型紙長い・・・

型紙製作してる時から長いな~と思っていたのですが、完成してみると想像以上に型紙が大きくて作業台に入りきれませんでしたw

全体的に細長い型紙のスンスンの衣装

作業台に入らない

前見頃・後ろ身頃・衿・袖の型紙です。

袖のかたちが特徴的です。

型紙が長すぎて作業台に入りきれません

裏生地があるから出来る型紙かと思います^^;

袖山以外を裏地と縫い付けるんですが、本来の裏地付けとは違う方法なので採用するかはお任せします。

コスプレの衣装でしたらその方法でいいと思います。

薄い生地や柔らかい生地を裁断する時に気を付ける事

まずは全パーツ裁断します。表地⇒裏地⇒形をざっくり見てみます

白のポリエステルレーヨンの裁断

ポリエステルレーヨン厚手は生地自体、薄いものではなく一見ふつうに裁断出来そうですが、生地が柔らかいのでドレスサテンやツイルの様にザグザグ切る事が難しいです。

初心者には少し扱いにくいポリエステルレーヨン

テロテロした生地

上の写真の様に綺麗にならしても少し動かすだけでずれてしまいます。

裁断する時は出来るだけ平らな場所に置いて生地を「わ」のほうから外側に向かって手でトントンと軽く叩くながら生地を整え、型紙を配置して文鎮を置き、きっかりとピン止めしてい行きます。

裁断直前

裁断する時は生地を浮かさない様に気を付けながら裁断して下さい。

カーブ部分などの裁断しにくい箇所はハサミの先端で少しずつ丁寧に裁断しましょう^^

ハサミを入れる時

※ハサミの刃が左利きなので逆になってますので違和感があるかもしれません。

生地自体を裁断するまで動かさない様にします。裁断途中に生地の置き位置を変えたりしないで下さい。

特徴的な袖の型紙

袖は作業台に入ったので裁断しやすかったです^^

見頃は床で裁断しましたが出来れば台の上などでの裁断がおススメです。

黒のスタンダードサテンの裁断

スタンダードサテンはポリエステルレーヨンより裁断しにくいです・・・;

薄い上に、裁断中にハサミの入れどころを間違えるとピンで止めていない部分を引っ張ってしまったりして、型紙を外した時形がずれていたりします。

地直しをしないでただ型紙を配置するだけだと「わ」になっている所から飛び出たり、

逆に型紙の端にピッタリ届いていません。このまま裁断してしまうと綺麗には作れません;

サテンは特に裁断しにくい生地だと思うので出来る限り少なくではありますが、ピン打ちをしっかりしてズレるのを防ぎます。

また。薄い生地を裁断する時はオルファ(OLFA) ロータリーカッターL型 41Bというものを使うのがおススメです。生地を浮かすことなく裁断する事が出来ます^^

◆裁断での注意まとめ◆

  1. 裁断をする際は生地をあいろんで綺麗にならしてから行う
  2. 裁断する時は出来る限り平らな場所で行う(作業台や大きなテーブルがあるとおススメ)
  3. 裁断する時にズレない様にする為に出来る限り少なくですが、しっかりとピン打ちをする
  4. 生地を浮かさない様にして裁断する(手で持ち上げたりしてはいけません)
  5. 薄い生地はロータリーカッターで裁断すると浮かさず綺麗に裁断出来るのでおススメです

この項目を意識しながら裁断してみて下さい。綺麗に裁断出来ると衣装の仕上がりも綺麗です。

パーツの印入れ

裁断の時に切込みを入れる箇所があります。(合印・ノッチなど)その切込みは型紙と一緒に入れてしまいます。

それとは別にダーツなどはこの様にチャコペーパー チャコパー両面 大 青 70×28 [22] F4-8Clover S-ルレットで印を写して縫えるようにしておきます。

表地も出来る限り黄色で印を入れましょう。白地に青やピンクを使うと目立つ可能性があります。
※紹介している物は青です。

裏地も同様に印を入れておきます。

そしてパーツを全て裁断し、しるしを入れ終わったら縫製に入ります。

袖と衿

裁断したパーツの記事をトルソーに当ててみる

裁断してダーツなどを縫う前に一度、トルソーに当ててみて生地のたれ感や、透け感をみてみます。

その後裏地を下にしたシルエットも見て透けないか、裏地をすることで表地の印象がどう変わるかなどをみて

イメージと違う場合は生地の変更も行います。今回はイメージ通りだったので買いなおさなくて良さそうです。

裏地を付けないとこんな感じです。少し長めに設定してます。

袖の裏地が黒なので見頃の裏地も黒のほうが繋がりがあっていいかと思います^^

普通の総裏地の縫い方とは違います!

 

ここからはいよいよ縫製に入って行きます!

総裏地付きの場合、普通は表地は表地、裏地は裏地と分けて縫い、袖口などをまつり縫いするのですが

コスプレ衣装にそこまでしないでいいと思いますし、そもそも裏地を付けるとなると裏地用の型紙も製作しなければいけません。

見た目が綺麗で、縫い目もしっかりしていて、着心地よく作れればOKです!

では早速縫製に入って行きます!

見頃のダーツを縫う

ダーツとは服を身体にフィットさせるために見頃に入っている線です。

良く女性用のブラウスとかに入ってますね^^ウエストラインを綺麗に見せる効果があります。

まずは表地のみダーツ部分を縫って行きます。

※今回は総裏地なので基本的に端処理は行いません。

ダーツを縫う事で綺麗なラインが出せます。

ダーツはチャコペーパーで写した通りを綺麗にミシンがけしていきましょう。

ダーツの縫い止まりはガクッとならない様に自然に細くなるように縫います。

この様にダーツを縫い終わる時や縫いはじめを細縫えば表から見た時も綺麗です。

見頃を縫う

ダーツの処理が終わったら次は見頃の肩と脇、後ろのファスナー付け位置まで縫います。

縫い終わってトルソーに着せるとだいぶ形が出来てきました!

では、次に袖の縫製に入って行きます^^

袖の縫製。ここで裏地を付けちゃう!

私の場合ですが、袖は袖口が綺麗な方がいいのでここを先に縫ってしまいます。

普通は袖口もまつるのですが、袖は袖、見頃は見頃で裏地を付けて行くので本来の裏地を付ける方法と違います。

あくまで『コスプレの衣装』で活用できる裏地の付け方であって正しいものではありません。

ただ、裏地のあるキャラの製作ではこれぐらいでいいと思います。

袖の脇を縫う

まずは袖の脇を表地(白)・裏地(黒)別々で縫います。

こんな感じで脇線を縫って行きます。

これを表・裏地4本ともやって下さい。その後裏地と表地を縫い合わせて行きます!

↓表地だけで大体のシルエットを出してみました↓

衿の芯張り、縫製

スンスンの衿はスタンドカラーになっています。

衿の芯張りは中手の物でしっかりさせます。今回の衿は首から少し離れているのでしっかり立たせる為でもあります。

この様に、作る衣装のデザインによって芯を変える事も綺麗な衣装を作るのに大切なのでここは手を抜かず、

『どの芯を使ったらイメージ通りの形ができるか』を考えてから芯張りを行いましょう。

感覚が分からない場合は薄い芯から張って、重ねていくのも1つの手だと思います^^

ですが分厚くなってしまうのでおススメはしません;使う生地に試しに芯を張ってから決めるのがベストかとおもいます。

ちなみに私は大体の感覚で芯を決めています(笑)

スンスンの衣装完成

この衣装製作は予定外の事が多かった衣装の1つでもあります…;

依頼者様からご連絡で6月18日に使用したいとのご連絡が来て、製作の期間が2日間しかない状態でした。

急な変更でかなり時間は無かったのですが徹夜で何とか間に合いました!

ですが、凄く綺麗に仕上げる事が出来たので少しの写真を元に解説をしたいと思います。

今回解説するはずだった部分に関しては今後の製作の中で同じような作業が出てきたら解説を入れていきます。

実際に仕上がったのは発送予定の日の朝で、その後集荷に来てもらって発送が12時頃でした。

元々22日の予定だったのでブログでの解説動画もUP出来る計算だったのですが、急な変更もたまにはあります!

何はともあれ間に合いそうで良かったです^^

衣装完成品から解説

ほとんど写真が無いので完成品から解説していきたいと思います。

◆完成写真◆

見頃も袖も裏地付きになっています。

前開きに見えますが、前の黒いラインは縫い目が出ない様に『裁縫上手』で貼り付けています。

縫い目をあまり出したくないのでこのように作りました。

飾りのベルトは同じものを2本作って自分の好きな位置で止めてもらえるようにしています。

ベルトの中にはキルト用の芯を入れて、立体感が出るように工夫しました。

ただサテンを縫うだけではあまりにも安っぽいので私は嫌いです。

衣装自体に縫い付けるのは自分の物だったらいいのですが、依頼の物だと好きな位置で止めれるようにしてほしいので少し依頼者様にゆだねる部分が出てきます。

開きは後ろに作ってあり、コンシールファスナーになっているのでファスナーも見えない様にしてあります。

なので、あまり縫い目が見えない『人間味がない』衣装が出来たと思います。

袖もスリット部分を作って裏地と縫い付けて裏返すことで縁取りやステッチ(縫い目)を入れる必要がなくなりました。

袖を中表にして袖口をぐるっと縫って行きま。

こんな感じで縫って、縫い代を裏地側(黒い生地)にアイロンで倒していきます。

写真が無くて申し訳ないのですが、スリット部分にはギリギリまで切込みを入れておかないと裏返すことが出来ませんのでスリットなどは気を付けましょう。

一番原作に寄せる為に頑張った所

衿を黒い生地で作っている衣装や、襟に黒い縁取りをしている衣装など沢山ありますが、スンスンの画像を沢山検索し、依頼者様から頂いた原作の写真もどちらかというと内側に何か着ているように見えました。

残念な事にBLEACHは全巻譲ってしまったので自分で資料集めが出来なかったのが少し悔しい所です。

ですが、どの画像を見ても白い襟と黒いインナーを着てる感じにしか見えないので私はこの様に作りました。

裏地との繋がりを良くするために同じサテンを使いネックウォーマーのような物を製作しました。

ただ、普通に作るとあまり意味がないので(黒い縁取りをするのと変わらない)、5㎜の平ゴムを7本通してギャザーを寄せたように見える方法で製作しました。

衿の後ろでマジックテープ止めになっていて、調節可能にし、付けていても苦しくない様に製作しました。

後は、ここでも素材は同じですが、立体感を出して他の衣装との違いを出しました。

正直、面倒な作業ではあります。ですがここだけリブを買ってきて付けては素材が急に変わってしまい【変に目立ってしまう】と思い8㎝幅に縫ったサテンにを1㎝間隔でステッチをいれ、ゴムを通して寄せました。

衣装制作の時、全体を見た時に【違和感】が出ない様にいつも気を付けています。

衣装の上部分

袖の縫い目、衿の縫い目は仕方が無いのですが、出来ればダーツもないといいですね><

ここばかりはどうしても出てしまう縫い目なので仕方ありません。

センターの黒いラインには絶対にステッチを入れたくなかったので、裁縫上手で少しずつ貼ってからアイロンで圧着しています。

スンスンの衣装製作のまとめ

記事での製作解説が出来なかったのが少し悔しいですが、完成してすぐに依頼者様にお写真お送りした時とても喜んで頂き、『徹夜で製作ありがとうございます。』と労いの言葉まで頂いて、その時ようやく緊張が解けました(笑)

『今日の午前中に発送しないと明日中に届かない』というプレッシャーでかなり集中して作業していました。

実は作っている最中に集荷の電話を入れたので、郵便局の人が来るまでが製作時間って感じだったんですよね;

来た時には衣装の梱包中で、少し待ってもらいました><

最後に確実に予定日までに届くのか念押しして発送完了!って感じでした。

バタバタと製作したように思えましたが、寝ずにすんごく集中すれば作れるものなんですよね(笑)

以前は3日寝ないで製作とか普通にあったので、これぐらいの予定変更は大丈夫です^^

衣装の出来栄えについて

衣装の作りに関しては、ファスナーの色が白でないという所が申し訳ないです;

幸いコンシールファスナーは表から見えないので救われました。ですが、お直しさせてもらえるように裏地との縫い付けは手縫いで行いました。

その他のパーツに関しては自分の中でも綺麗に製作出来たと思います。

まず、見頃の形が綺麗に出せたのが良かったです。袖の作りも手抜きせずスリットを作り、衿もかなり綺麗に縫い付けました。付け衿も小さなパーツですが時間を掛けて納得のいくものを製作出来たと思います。

後は依頼者様が届いて、撮影会をした時に満足のいくコスプレが出来れば幸いです。

 

スンスンのコスプレ

UPのお写真

衣装の依頼をして下さったかすむさん。
全身のお写真

とても綺麗に着て頂き、お写真もとても綺麗なものを頂けました^^

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