どうもkaiです!
このブログでは依頼品のサスケ(大人バージョン)の製作に入って行きます^^
今回の製作はセミオーダー
今回頂いた依頼のサスケの衣装は大体のサイズでお作りする事になっております。
パーツとしてはトップス・ボトムス・マントの3点なので簡単なのですが、ダボっと感を出したいとの事だったのでパンツはその辺りを意識して製作していきます。
型紙も元からあるものの変形になるので18日着ですが生地に不足が無ければ明日で完成しそうです^^
サスケ大人バージョンの衣装について
※依頼者様から頂いた画像
なかなかマントを取ってくれず、依頼者様と構造についてかなり話し合いましたw
- トップスの襟部分は丸襟
- パンツは少しダボっとさせる
- マントの襟部分はきっちり立てて裏地を付ける(少し長め)
トップスはまだ未知の部分(構造が)ではあるのですが、長さなどを考えるとジンベイの様に横で結ぶタイプにしようと考えています。重ねが出来る分ゆるみが出来てあの長さでも座ったり、ポージングが取れるように考えました^^
パンツは1番いいのがユニクロのスウェットパンツをリメイクするのが綺麗で簡単なのですが、そうするとトップスとの繋がりが悪くなってしまうので今回はどちらも【ポリエステルレーヨン厚手】の生地を使っています。
マントも同様です。ですが、色味が若干・・・ほんとに少し黒じゃない;でも黒。って色のマントの為【ポリエステルレーヨン厚手】の裏を表として使っていきます。
※ポリエステルレーヨン厚手の表地と裏地の見え方
ポリエステルレーヨン厚手の裏表
パンツの話が途中でしたね;
パンツは簡単に着られるようにファスナー開きではなくウエストゴムで製作していきます。ゴムだと少し布が寄ってごわつきそうですが、そこは依頼者様のヒップサイズを把握していれば最小限に抑える事が出来るので大丈夫です^^
つまり、目いっぱいゴムを広げた時にヒップより少し大きめのゴムの長さに設定し、パンツのそうしておけばごわつきが少なく済みます。
今回は後ろの部分のみにゴムが入り、前にはタックが入っています。
そしてパンツの裾の部分ですが、初めはリブでの製作を考えていたのですが、そうするとやっぱり生地の色味。質感に違和感が出てくるので同じ生地で後ろに少しスリッドを入れて狭くならない様に製作していきます。
マントは簡単に製作出来るのでそこまで心配していません^^
いざ!製作開始♪
まずは型紙を揃えます!
NARUTO:サスケ真伝型紙
全て何かの型紙を変形させたものを依頼者様のサイズに少し合わせてあります。セミオーダーはこの様に製作致します。
裁断&生地の紹介
記事は先ほど紹介したキャラヌノさんの【ポリエステルレーヨン厚手】を使います。レーヨンという繊維はとても柔らかく、皆さんの持っている服(Tシャツなど)でテロンとしていて柔らかいものには入っていると思います。
是非タグなどを見て下さい。ポリエステル70%レーヨン30%などと表記されていると思います。
今回【ポリエステルレーヨン厚手】を使ったのは服をあまりパリッとさせたくなかったというのと、マントのなびき方が全然違うからです。垂れ感もこのレーヨンが入っているかいないかでだいぶ違います。
★裁断風景★
裁断風景1
裁断風景2
縫製編~製作風景~
製作に入ると没頭してしまって撮影を忘れてしまいます・・・;
なので昨日の夜はトップスを作り終わってから『よし!次はパンツだ!』と思った時にトップスの製作風景の写真を取り忘れた事に気が付きました;
なのでトップスは・・・
出来上がったところの写真しかなくて・・・m(_ _)m
作りとしては甚平の様に重ねて横の紐で結ぶタイプのトップスになっています。
このトップスはおしりもすっぽり隠れる長さになってます。その為、座っての撮影や際どいポージングなどしてしまうとそのまま直線で縫ってしまうと動きが取れなくなるか・縫い目から裂けてしまいます。
その点今回の衣装は紐の結びや重ね部分のおかげで座ったりして動いても裂けたりしません!
裁断して端処理をしたパンツ
パンツも動きにあまり制限を掛けたくなかったのでトップスと同じ生地ですが前はタック・後ろはゴムになっていてファスナー開きではなく、簡単に穿けるようにしてなおかつ動き分の量があるのでポージングも困りません^^
パンツの前部分のタック
幸いパンツはトップスで隠れてしまうため着心地重視になってますwデザインがダサいとかではないのですが、元が女性用のハイウエストパンツの型紙なので少し可愛いベルトになってます。
ベルト部分を付ける前のパンツ
パンツとベルトのピン止め
後ろベルト部分に平ゴムを2本通してます。ウエストサイズを依頼者様に合わせて調節してあります。
この作りだと後ろ部分にしかゴムが入っていない為前から見た時のシルエットが綺麗です^^今回の場合はあまりウエスト部分をゴワゴワにしてしまうとトップスに響いてしまいかっこ悪くなってしまうと思ったのもこのデザインを選んだ理由です。
パンツの裾
パンツの裾は元の型紙より大きく広げてギャザーが寄せれるようにしてました。
裾の幅は出来上がり4㎝です。
ギャザーの寄せ方はこちらの動画をどうぞ
トップスとパンツ
上の写真はベルトをした時のイメージの為にピンで少し止めています。
トルソーを依頼者様の背丈に合わせています。
なので、どんな感じで出来上がるか・マントの長さなども結構簡単に決める事が出来ます。
トルソーは私のサイズに近いものなのでまんまこの感じとはいかないので・・・そろそろメンズのトルソーを買わないといけないと思ってますw
ロックミシンで端処理
これはマントの端処理をしている風景ですが、衣装は全てこの様に端処理をしています。
自分の物とかは割と端処理をごまかしたりしますが依頼品はほつれが無い様に全てにきちんと端処理を行います。
家庭用のミシンでやるならジグザグ縫い?と同じ感じです。
マント全体図
マントはただダラリと垂らすのではなく少し立体感を持たせました。
腰のあたりに空間が出来ているので依頼者様がもし腰のポーチなどの小物を付けてもマントから出っ張ったりせずシルエットはそのままになるように工夫しました^^
襟の雰囲気掴みの為のピン打ち
襟は裏地を白で付けて、芯も中厚手ぐらいのものを使用し、きっちり立つように製作しました!
よくマントの襟が綺麗に立っておらず、衣装が残念な方がいます・・・是非芯を貼って見て下さい^^
ビックリするぐらい衣装のクオリティが上がりますよ♪
そしてこの襟を縫い付けると完成します°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
まだボタンは付けていませんが形自体は完成!!
今回の衣装製作のまとめ
このサスケ真伝の衣装は製作する期間が3日間と、とても短く製作出来るか正直不安な部分はあったのですが、セミオーダーだという事と型紙の変形のみで済んだので縫製(縫い)に時間を掛ける事が出来ました( *´艸`)
衣装制作で1番時間が掛かるのが型紙を引く~裁断です。(私の場合ですが)なので今回はその型紙引きがかなり短縮できたので2日間という短い期間で製作出来たと思います^^
完成してすぐに依頼者様に写真をお送りしたところとても喜んでくださったので本当に嬉しくてたまりません!!!!