洋服や衣装のデザインについて書いてみました^^
私は衣装製作をしているのですが・・・実はデザインがとても苦手です(笑)
学生の頃、絵を描くのも苦手だったのでコンテストや授業でのデッサンやデザイン画を書くのに苦労しました(笑)
そんな事もありデザインをするのが苦手なので、大体頭の中である程度のデザインを考えて型紙を引くか、トルソー(ボディ・マネキン)に生地を当ててカットしていきながら形を出す方法で洋服を作る事が多いです!
でも、デザイン画も慣れですので描いて行けば100枚とか描けますよ^^
(学生の頃100枚描いて苦しんだのを思い出します;)
洋服だけを描くのもいいですし、人ごと描いてもいいと思います。
もしあなたが自分で型紙を写したりして洋服を作れる様になったら、次は自分でデザインした洋服を作ってみたいと思いませんか?
自分だけの衣装を、自分だけのオシャレ着を、自分だけの世界観を洋服で表現出来るとしたらワクワクしませんか?( *´艸`)
シンプルにデザインしたいなら~型紙の活用~
もし、シンプルなデザインでいいなら手持ちの型紙を少しアレンジしてみるのもいいと思います!
たとえばポケットの形を変更してみたり、スカートなら裾の長さをアシンメトリーにしてみたり^^
シャツの型紙なら衿の形を変えてみるだけでもオリジナルになります。ボタン式からファスナーにしてみるのも簡単なアレンジですね!
自分の好きな洋服が作れる型紙を持っていたら色々アレンジしてみて下さい!
縫い方に慣れればアレンジは割と簡単に出来るので袖の長さや幅を変えてシルエットの変化を楽しんでみましょう^^
もしアバンギャルドな洋服やシルエット、構造が複雑な洋服をデザインしてみたい方はハイブランドの洋服を沢山見てみるといいと思います!
私は昔のコレクションの雑誌なども見るのが好きですが、現在販売されているコレクション雑誌などを購入して隅々までみるとイメージしやすいです。
デザインは新しいものを1から考えて描き上げるというのは不可能だと思います。
それはほとんどのデザインが出尽くしているのと、新しいものは前からあった何か×前からあった何か=新しいものになってきているからです。
それ以外で今までになかった!!というものは生地の質やプリント、縫製方法などでしか出来ないので一般の私たちが出来る事ではないと思ってます。
よく『ファッションは繰り返す』といいますが本当にその通りで、この色が流行る時代、このシルエットが流行る時代ってあって経済の影響もファッションに大きく影響します。
なんか勉強みたいな話になっちゃいましたが・・・とにかく独創的なものを作りたいと考えている方はハイブランドの洋服を沢山みる!出来るなら実際見て触る!のをお勧めします^^
マルタンマルジェラやYs、コムデギャルソン、ジョンガリアーノの洋服はかなり参考になると思います!
好き嫌いはあると思いますが、私は学生の頃から好きなものが独創的な洋服だったのでスクラップブックはほとんどそのブランドやデザイナーのコレクションの切り抜きばかりです。
初めは好きなものに拘らず色々なものを見ていくといいと思います!『これどうやって縫われてるの!?』とか思う洋服を見つけた時なんかはワクワクします(笑)
今は全然出来てなくて、時間を作ってやりたいなぁ~と思っている事でもあるのですが、学生の頃は出来るだけ色々な展示を見に美術館に行ってました。
何かインスピレーションが湧くものはないか常に探していました^^
色々なものを見て感想をまとめたりすると自分に新しい知識が貯まっていくようで楽しいのもありますが何より世界が広がります!!
なので色々な展示やショーを見に行ったり、ライヴに行ったりしてみて下さい。
もしくは1日映画館でやってる映画をジャンル問わず見てみたり、自分が普段いかない場所に行ってみたりすると自分の世界が広がります^^
新しい人との関りも増え、色々な意見を聞けるのでとても貴重な体験になると思います。
当たり前ですが時間は有限です。
自分がやりたい事、自分の刺激になる事を常に考えて過ごしたいものですね^^
仕事や家事、【やらないといけない事】は常にあると思います。
でも時間は有限。ですが作れます!『時間がない。』なんて言わずに1時間でもいいので自分の【本当にやりたい事・やってみたい事】に使ってみて下さい!
きっと洋服作りだけじゃなくて毎日も楽しくなりますよ(^^♪
私は日帰りで日暮里にキャリーケースだけ持って生地を買いに行ったり、映画を沢山みたり、建築の本や雑誌を読んだり、何がやっているか分からない美術館に行くのが好きです。
最近は映画ぐらいしか出来ていないので製作が終わったらまた再開しようと思います。
楽しく過ごすのが1番!自分に何かしら有益なものに触れている時間があるのが1番!そしてたまに息抜きも^^
それが他人からすると時間の無駄に思える事でも自分にとっていいものだと思えるなら曲げる必要はありません!
人それぞれ好きな事、見たい物、したい事、テンションの上がるもの、モチベーションの維持の仕方は違います。
自分のペースでいいので新しいものを自分に取り入れてみて下さい!!
今でこそ普通に使われている「ショッキングピンク」という色ですが、エルザ・スキャパレリ(スキャパレッリ)というデザイナーが作った色(言葉)だそうです。
私は昔から『キューティーブロンド』という映画が好きで主人公が服から家の小物までショッキングピンク一色で、それに凄いあこがれて中学の時、父にお願いして学習机をホームセンターの壁紙のコーナーでショッキングピンクの壁紙を買って全部ピンクにしてました(笑)
※良かったら『キューティーブロンド』を見てみて下さい!
それぐらい好きだった色を作った人がいるなんて考えた事もなかったのでファッション史の授業の宿題のレポートにしました!(服飾の専門の時)
今では普通になっているだまし絵(フランス語でトロンプ・ルイユだったかと・・・)もこのデザイナーが考えたものです。
その当時では新しくすぐに有名になったそうです。
ダリなどの芸術家の作品をモチーフにした作品はどれも斬新です!ロブスタードレスとかは一番有名かもしれません!
私が1番好きな作品はスケルトンドレスです。「スキャパレリ スケルトンドレス」で検索すると出てくるので見てみて下さい。
同時期のデザイナーにガブリエル・シャネルがいます。こっちが有名過ぎてあまり知られていないか、作品は見たことあるけどデザイナーさんを知らないって事が多いです(笑)
オート・クチュールでファスナーを取り入れたのもスキャパレリが初めてらしく調べていくと面白いデザイナーさんです^^
生い立ちもなかなか破天荒なのできになるかたは検索を!!
ちなみに本も出ています!
学生の頃に購入したのですがスタバに忘れてなくなった本・・・紹介ついでに購入しました(笑)
この記事では自分でデザインする事について書きました。
服が作れなくても、実際作れるか分からなくてもデザインするのは楽しいです^^
デザイン画を描くのもいいですし、簡単なメモや思い付いたことを書きとめておいて要らない生地などで試しに形を出してみるのもいいと思います。
デザインやアイディアを溜めておいて洋服が作れる様になったら作ってみましょう!
洋服作りを学んでいく内に洋服の構造が分かってきて、自分が描いたデザイン画がどれだけ無謀な構造だったか知った時面白いです(笑)
逆にどう作って行くか考えていなかったデザインの洋服が作れる様になってたりすると自分のスキルが上がったと分かるのでそれもまた面白いですよ!
アクセサリーでもバッグでもシューズでも実現できるか分からないものでも描いたり、想像したりするのは自由!
考えただけでも楽しいですね!
ちなみに私はデザイン画をほとんど描かないでどこをどうするといったメモを書く事が多いです。
私の知り合いはじっさいの生地を切って貼っていましたよ^^
是非自分の頭の中のアイディアを分かりやすく起せる方法で試して見て下さい!