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洋服を作れる様になりたい!その気持ちはどれぐらいですか?※かなり厳しめな事を書いております※

どうもkaiです。

この記事は、以前地元で開催した服作り講座で分かった『洋服が作れる様になりたい!』と本気で考えている人が陥る洋服を形にする時の壁についてお話します。

私も自分で服作りを始めたばかりの頃は中々上手く行かなかったので、コツを掴むために何度も練習したのを覚えています!

対面での服作り講座では目標を立てたり、手縫いやミシンでの部分縫いの練習からスタートしました。

そして、直線を縫うのに慣れて来た頃に1冊の本の作品を作ってもらう事に!

基礎の部分をある程度終えて、力試しとして取り組んでもらったのですが、やはりすぐに洋服を形にするのは難易度が高い上に『やっぱり難しい;』と感じる人が多かったのでレシピ本に取り組む前にやっぱり基礎の部分はしっかり身に付けるべきだと思いました><

手縫いが綺麗に出来て、ミシンでの小物作りなども綺麗に出来る方はこの講座で取り組んだレシピ本が洋服を初めて形にする時にかなりお勧めです!

そのレシピ本の洋服というのがほとんど直線のパーツで作れるんです!

おススメの『洋服が作れる本』

この本を見つけた時に『これこそ初心者の方が縫う事に慣れてきてから作るべき洋服の本だ!!』と感じました。

それと同時にやはりワンピース作りは初心者向けではないと確信しました。

なので今すぐ服を作ってみたい!とお考えの方は、是非この本を探して実際に中身を見てみて自分でも作れるか判断してから購入してみて下さい。

では早速ご紹介を…

ミシンに慣れてきてから取り組んでほしい洋服作りの本

文化出版局さんから出版されている濱田明日香さん著の『ピースワークの服』という本です。

※リンクから購入ページに行けます。

この本はほとんど直線で作れる洋服が載っています。

そしてピースワークと名付けているだけあって、色違いの生地を組み合わせる事によって柄を作り、

モード感満載のお洋服を自分で作る事が出来ます。

裁断、直線を縫う事に慣れている方でしたら簡単に製作出来る事でしょう。

実際に本の中では四角や丸、三角といった簡単なパーツで作れる洋服ばかり紹介されています。

型紙は正直重なってはいますが直線や丸などの分かりやすい線ばかりなので以前のブログで紹介した『パターンから裁断までの基礎の基礎』という本をきちんと読んでいれば型紙の簡単な写し取り方が分かります。

少し本の内容をお話すると、取りたい型紙に付箋を貼ってみたり、マスキングテープを貼って分かりやすくしてからハトロン紙に写し取るという方法です。

この方法であれば型紙に慣れていない方でもゆっくりではありますが重なり合った線から自分が写し取りたい型紙を見つけ出すことが出来るでしょう。

本当の裁縫初心者が難しい所とは??

講座では本当に直線しかなく、出来るだけ縫う箇所が多いデザインのものを選んで受講者の皆さんに取り組んでもらいました。

直線を縫い、三つ折りのアイロンがけをし、きわを縫う。「わ」の裁断方法、生地の布方向やハサミの入れ方などを少し解説しながら行いました。

この1着でこんなにも学べる事が多いのは服作り初心者の方にとっては良い事だと思います。

製作をしながら受講者の方々が共通して難しいと言っていたところがありました。

それはミシンで縫う事ではなく、裁断時の【ピン打ち】でした。

私は出来る限り縫い代内にピンを打つこと、出来るだけ生地を浮かさずに打つこと、2枚重なった生地にピンを打つ時、下になっている生地をあまりすくわない様にして下さい。と言っていました。

それがとても難しい事のようでした。

裁縫初心者の方はミシンで何かを作る前にこの様な細かい点で挫折しがちです。なので「ピン打ちをどうするか。」という所から型紙にある印の説明、ハサミの入れ方まで細かく指導する様に心がけました。

1人ずつ見て回っていたのですが、ピンを横向きに打っていたり、縫い代から離れた内側に打っていたり、裁断の時ハサミを細かく入れてしまい裁断した生地の断面がギザギザになってしまったり、はたまた型紙ごと切ってしまったりと直すべき点(私の指導の面で)が沢山ありました。

この講座はもう開催していないのですが、月に1度しか行っていなかったので、どうしても間隔が空いてしまうため前回やった事を忘れてしまいがちでした;

洋服作りを学んでいく上で大事なポイント!出来るか出来ないかの根源は…

洋服作りは講座に参加しなくても自分で学べる事が出来る部分は結構あります。

ただ自分のモチベーション(気持ち、マインド)が高くないと出来ない事でもあって、正直難しい所なのですが、私は『ここまでやりたい!やりきりたい!』と決めた事に関して手を抜きたくないという気持ちを持っているので裁縫初心者だった学生の頃から居残りをしたり、ミシンをおばさんにお願いして買ってもらい家でも練習出来る様にしました。

学生だったから出来た事。今も家で仕事だから出来るんでしょ?と言われればそれまでですが…

仕事や育児をしながら自分で物作りをして、学び、常に向上心を持って行動されている方がいる事も知っています。

なのでミシンが無い。というのは金銭的な部分も関係してくると思うのであまり強く言えないのですが…

『出来ない理由』を探さないで下さい。

「今日は疲れたから」

「時間がないから」

どんな事でも『出来ない理由』になってしまいます。『できる・やる』という事を前提に洋服の作り方を学んで行きましょう!

下に以前書いたブログ記事のリンクを載せておきます。
↓   ↓
『洋服を独学で作りたい裁縫初心者はワンピース製作から⁉いやいや基本的な縫い方からです。』

おおざっぱに言うと服が作れない(苦手と思う)のは気持ちの問題だと書いています。

『不器用と思っている人は実は誰よりも頑張れる人』
《不器用だからこそ数をこなす》
自分でどこまで学ぶ事が出来るかが1番大事な所です。

講座の受講者は1人を除いて私より年上の方ばかりでした。
それでも分からない所があればすぐに聞いてくれます。

ですが…

ここで『分からないけど聞かない』『分からないから聞く』の2つを選択する事が出来ます。
そのまま「これでいいや。」と終わらせることはその人の服作りへのモチベーション(マインドが低い)が低いんだと思います。

恥ずかしいから聞かない。というのはもったいない事で、自分の時間を割いて参加している訳ですからその時間を最大限に使う事が出来る方は上達も早いです。(恥ずかしくて聞けないとしても分からない事を解消するチャンスを自分で放棄しています。)

第1回目の講座の時、終わりがけに質問をして下さった方がいました。

初めてお会いして、私も参加された方も今の様に気軽にお話が出来る仲ではありませんでした。

でもその方は私が当日着て行った自作のワンピースについての質問や縫い方、着物からのワンピース製作は可能かなど、その日やった講座の内容がすぐに活かす事が出来るのかを1人でファイルとペンを手に片づけをしている私に聞きに来て下さったんです。

ここまで熱心に学ぼうと思って下さっているその方の姿勢(マインドの高さ)にとても感動したので今でもはっきり覚えています。

学んだこと+自分の知りたい事を聞く。

本当に意識が高い!!!

その方はきっと私が手縫いの宿題を出したら、きっと納得がいくまでやり込んで綺麗に出来たものを提出すると思います。

服を作れる様になりたい!自分のデザインを形にしたい!子供に服やハロウィンの衣装を作ってあげたい!

理由はそれぞれあると思いますが、基本は同じだと私は考えています。

【自分がどこまでやり込むことが出来るか。出来ない理由を探さずに出来るか。】これに尽きると思っています。

この考えは裁縫だけではなく色々な所で同じではないでしょうか?

ミシンの購入、本での勉強。もちろん大事です!基礎の基礎を学ぶ事はもっと大事です。

それでも私は上に書いた大事なことよりももっと【本人の気持ちやその物事に対する姿勢】が1番大事で影響すると思っています。

例えば…型紙を引いて服が「縫えた」とします。それが綺麗に作れていない。正直ボロボロだったとします。

【これでいいや~】と思う人、【どこがダメだったんだろう?次はこうしよう。】と考える人とではどちらの向上心が高いか一目瞭然です。

適当にその場限りの衣装を作るのならそれでもいいでしょう。

それを着て人前に立つ事を自分が許せるならそれでもいいでしょう。

でも、少しでも納得がいかないなら突き詰めてもいいのではないでしょうか?【そのまま】でいいならどうぞそのままの製作を続けて下さい。

ですが、少しでもクオリティを上げたい!と思っているのなら焦らずコツコツと学んで行きましょう。

出来ない理由を探さずに。

モチベーションを下げない為にも続けて下さい。
成長していく自分に可能性を感じてきたらどんどん学んで行こうと思えるはずです!

そして少しでも成長したら自分を褒めてあげて下さい!

自分が成長している!前に進んでいる!と感じる事はモチベーションの維持にも繋がります^^

洋服作り、物作りに対しての私の考え方です。

今回の記事は少し厳しい事を書いていると思います。あくまでこれは私の考えや物事への取り組み方にすぎません。

押し付けようとしている訳ではありません。ただ、私が自分で依頼を受け仕事にし、講師として人に教える立場になれたのも企業からお誘いを受けて自分の服を販売してもらえるのも私が何事も楽しみながらコツコツと取り組んできたからだとハッキリと言えます。

どこまで突き詰められるか、自分のゴールはどこなのか。そういったものを自分自身の中にしっかりと持って(あるいは決めて)衣装製作や裁縫を学ぶ事に取り組んでみて下さい。

私が出来たんです!やりたいと思えば出来る事なのを私自身が証明しています^^

めんどくさがりで、中学の時はほとんどさぼり映画を見たりして学校に行かなかった私;

高校の時は好きな科目以外は受けないで単位を計算して学校に通っていた私;(専門にさえ行ければいいとこの時から思っていたので(笑))

たぶん相当めんどくさがりで人のいう事なんか聞かなかった頑固で厄介なやつでした。(頑固なのは今でも変わりませんが;)

きっかけは必要かもしれません。私はそれが専門学校の時の先生たちでした。

ハイブランドでのハードな仕事をこなしてきた経験のある先生から聞いた言葉、教えられた事は全て私の今に繋がっています。

自分を甘やかさない人は魅力的で言う事にも説得力があり、周りにとても大きな影響を与えます。

そして、自分に厳しいと自分では思ってないのです。それが【普通】そんな世界で活躍してきた経験が伝わるんだと思います。

私もそうなれる様に日々頑張っています!まだまだ足元に及びもしませんが自分に決めた『ゴール』があるのでそれに向かって進み続ける事は絶対にやめません!

私のゴールは『今までになかった裁縫・服作りの効率の良い勉強方法の提案』です。

皆さんも小さなゴールを何度も作って、コツコツ積み上げて没頭してください。

気が付いたらその積み上げたものが自分にとっての大きな糧になっているでしょう。

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