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服作り初心者が型紙なしでワンピースを1から手作りで作る方法!

この記事では、全くの0ベース(服作り初心者)の方がワンピースを綺麗に作る為の方法を紹介致します。

※私は0ベースの方が服作りを行うなら、技術面から考えると手縫いから行うべきと考えています。
その根拠や理由に関しては、AMAZON『手芸・クラフト』『洋裁』ランキングで第1位を獲得した著作『服作りは不器用こそ有利』でも解説しているので是非目を通してみて下さい。


ですが、どうしても洋服を形にしたい気持ちも分かります。

そこで今回は、初心者の方がワンピースを出来る限り綺麗に、そして簡単に製作する為の方法を私なりに考えてみました!

初心者さんにはちょっと難しいかもしれません;ですが、1つ1つ丁寧に解説しているのでしっかり取り組んで下さいね‼

kai


初心者の方がワンピース作る為に用意してほしいもの

まずは、準備して頂きたい道具と使い方の解説をして行きます。

必要な道具
  1. シーチング(仮縫い用の生地)
  2. 実際にワンピースに使う生地(お好みの生地)
  3. まち針orシルクピン
  4. しつけ糸・針
  5. 自分のサイズに近いトルソー
  6. ミシン(※ミシンのない方は手縫い)
  7. ハトロン紙(シャーペン・けしごむ)
  8. ハサミ
  9. ルレット・チャコペーパー

この9つの項目のものを揃えて頂ければ
袖なしのワンピースを服作り初心者の方でも作る事が出来ます。



少し荒療治的な部分はありますが、ワンピースを製作出来るらしい型紙付きの本を購入して型紙で苦戦するよりは健全な方法だと思いますので是非試してみて下さい!

それでは1~9の項目で解説が必要なものをピックアップして解説していきます。

シーチング(仮縫い用の生地)

この生地は私も新しいデザインを形にする際に使うので常備しています。



ワンピースを型紙を写し取る事から始めるのでなく実際にシーチングをトルソーに当てて自分のイメージのワンピースの形にして行きます。

※方法については後ほど解説

実際に生地を使って形を出していくのでシルエットが確認出来ます^^



いきなり使いたい生地で行うと切りすぎたり、縫い代を考えずにカットしてしまったりと失敗の原因になるので必ずシーチングで形を出しましょう!


シーチング以外の生地でも2m以上余っている硬すぎない生地なら大丈夫ですが、柄物は避けた方がいいでしょう。

トルソー

トルソーは金額が高い物もあれば安いものもあります。


今後も使い続けて行きたい方は画像の様に片足に軸のあるものを購入しておくとパンツなども着せる事が出来るのでおススメです。

画像は9号のトルソーですが、自身のサイズに近いものを購入しましょう!
(画像のトルソーは10000円ほどのものです)

近いサイズのトルソーを購入したらサイズを合わせる為にタオルを巻いたり、包帯などで自分の体型に合わせておくといいです^^



ウエストはトルソーと同じだけど、バストは多きいなどの場合はバスト部分にタオルを巻き、メジャーで自分のバストサイズになっているか確認しましょう!



この様にヒップのサイズについても同様にサイズを合わせて行き、自分の体型により近いトルソーの準備が出来たらワンピース製作はとても楽になります。

ハトロン紙

ハトロン紙はシーチングで形を出したワンピースを綺麗な線に直し型紙にする為に使います。


トルソーに当てて作った仮縫いのワンピースを写すだけなのでとても簡単です!



ハトロン紙は折りたたまれているタイプもありますが線を引く際に敗れてしまったり、線がブレてしまったりするので出来るだけロールタイプをお勧めします。

ルレット・チャコシート

ルレットは生地や型紙に跡を付けたり、チャコペーパーで線やダーツを写す際に使います。

ワンピースを作る具体的な方法

ここからは具体的にワンピースを作って行く過程を解説していきます。

  1. トルソーに肉付け(自分のサイズに合わせる)
  2. イメージがあればデザイン画を描く(作りながら形を作るなら不要)
  3. シーチングをアイロンで均してシワを取る
  4. トルソーにシーチングを当ててカットして形を作って行く
  5. 形出しをしたものをトルソーから外し、アイロンで均す
  6. 均したものをハトロン紙の上においてルレットで形を写す
  7. ルレットで付けた線を定規を使って綺麗にする
  8. 縫い代を付けてカットして型紙を完成させる(形によっては型紙製作時にパーツを追加する必要あり)
  9. 本番の生地に型紙を置いてまち針orシルクピンで止めてカットする
  10. パーツによっては芯張りあり※
  11. ミシンor手縫いで本縫いで完成!!

この順序で製作を行います。

では早速画像付きで解説していきますね^^

トルソーに肉付けして自分の身体に合わせる

身体にフィットしたワンピースを製作したいのであれば身体を出来るだけ細かく採寸してトルソーに肉付けしましょう。


採寸の方法が分からない場合はこちらをご覧ください。
採寸個所や方法が書かれています!

【ある程度細かい採寸方法】

採寸が終わったらトルソーにタオルなどを巻いて行きましょう。


より綺麗に自分の身体を再現するのであれば、タオルの上から包帯で巻くといいですよ^^

トルソーの体型調整

⇑この様に簡単に巻いても大丈夫です!

ヒップも肉付けして、大まかに自分の体型に近づけたらラインが滑らかになる様に包帯で全体を巻くと綺麗な自分の分身が作れますよ!

イメージがあればデザイン画を描いておく

私はほとんどデザイン画を描かずにシーチングをトルソーに当ててその時の感覚で製作しますが、今回はデザイン画を描いてそれを形にしてみたいと思います。

私が今回作るワンピースのデザイン画はこんな感じです!

デザイン画

⇑このワンピースを型紙を引かずにトルソーにシーチングを当てて製作していきます!


製作していくとデザイン画通りにいかず、多少デザインを変更する可能性もありますが大体はこのイメージに合わせて製作していきました。



感覚で作りたい方は生地を当てて製作していくのも、どんな形に仕上がるかという楽しみがあるので私はいいと思いますよ^^

実は普段はその方法で製作する事が多いです。

シーチングをアイロンで均してシワを取る

実際は地直しというものをきちんと行って生地を扱うのですが、そこまで気にしているときっと面倒になると思いますので今回は省きます。

とりあえず生地のシワを取って綺麗にしましょう。

アイロンで生地を均したら、ワンピースの丈を決めてそれよりも長めにシーチングをカットしておきしたの画像の様にトルソーにピンで止めましょう。

シーチングのシワを取る

トルソーにシーチングを当ててカットして形を作って行く

ここからはご自身のデザイン画のワンピースになる様に形を作って行きます。


まずは下の写真の様にまち針でトルソーの首の付根と腕の下を止めます。この時トルソーに被せる様に後ろに50㎝ほど垂らしておくといいです!

(印を付け忘れましたが、右下の写真の脇部分にもピンが売ってあります。※両脇)

トルソーにシーチングを止める

ここまでセットしたら後ろ身頃(背中部分)は一旦放置して前身頃(前側)のデザインから行います。

前身頃のカット

上の写真と同じ様に先ほどまち針で止めた部分まで下に一直線カットします。


綺麗に真っ直ぐじゃなくても大丈夫です^^
とりあえず、仮の生地なので思いっきり首元までカットしましょう。

衿ぐりのデザイン

ご自身のイメージに合うようにまずはチャコペンなどでラインを書いてからカットします。


この時、左右対称にする必要はありません。
なんとなく一緒かな?ぐらいで構いません!

型紙にする時は半身しか使わないですし、型紙にする段階で調節出来ます。

トルソーのサイドラインに写真の様にまち針で止めます。


私のデザインは前身頃にタックが入っていますので四角で囲っている部分がウエストなのですが、その部分に4つのタックを入れました。


次はトルソーのサイド部分をこの様にカットします。


腕ぐりはカットし過ぎると下着が見えてしまったりするので気を付けましょう!


※ラインに沿ってカットしていけばほぼ大丈夫です^^

ワンピースサイドのカット

サイドをカットする時はトルソーのラインより多めに残して下さい。


後ろ身頃が出来た時にトルソーにまち針を刺さず、生地のみを重ねてシルエットを見るので・・・


では続きをやって行きます^^

タックの入れ方

次は先ほどウエストに入れたタックの少し上に反対の方向にタックを入れて立体感を出します。

ワンピースの前身頃にタックを入れる

こんな感じで感覚でいいのでデザイン画の様なタックを入れて行きます。



ここでは綺麗に作る必要はあまりありません。
型紙にする前に綺麗な線にします。


トルソーにシーチングで形出しをするのはどういうシルエットになるかを見て、調節する為です。



『そう言われても…自分のデザインしたものを形にするのは難しい』と感じるかもしれませんが、そういう時は布を沢山いじってみましょう!



試行錯誤しなくては自分で作る意味がありませんので^^


もしくは簡単なデザインのワンピースから製作していくのも良いと思います!

ワンピースの仮前見頃の完成

左右対象でなくてもいいので、写真の様に自分のイメージに近い形を作って行き、納得のいく形が出来たらトルソーの中心線に合わせて出来る限り真っ直ぐに線を引きます。

私が作ったこの前見頃は向かって右側が綺麗に出来たので、右側を型紙の元に使う事にしました。

後ろ見頃も同様に作って行きます。

  • サイドをまち針で止める
  • デザインに合わせてタックを入れる
  • 前身頃と同じ様に上手く出来たと思う方片側をトルソーの中心線に合わせて線を引く
ワンピース後ろ身頃

後ろのデザインはこんな感じです。

特に決めてなかったのですが、前身頃のデザインと合わせてタックにしました。



次はサイドやタックなどのトルソーにまち針で刺して止めている所をシーチング(形を作ったワンピース)部分にだけ刺して止めます。



そうして初めて身体から離れたシルエットが分かります。

ワンピース仮完成

ここまで来たらやっと型紙にするパーツをカットしていきます。


前身頃は向かって右側を型紙にしたいのでこの様にカットしました。

ワンピース型紙にする部分(前身頃)

後ろ身頃も同じ様に半身のみカットします。

そしてこの様にタックのまち針は残したままトルソーから外して下さい。

ワンピースの型紙の元

Cはセンターという意味で前身頃の事で、Bはバックという意味で後ろ身頃の事です。



こんな感じで自分のサイズに合ったワンピースの型紙の【元】を簡単に作る事が出来ます!
これなら初心者の方でも自分で好きなワンピースを形から作って、綺麗な型紙を作る事が出来ます。


サイズ感が不安な場合はしつけ糸で軽く縫って、着てみるといいでしょう。


脇部分がきつかったり、腕の部分が狭かったり、裾が短すぎたらこの時に調整してください。
軽く身体に当てて鏡でチェックするぐらいはした方がいいかもしれません^^

シーチングで形を出したものをトルソーから外してアイロンで均す


トルソーから形出ししたシーチングのワンピース(半身)をまち針を付けたままで構いませんので

アイロンを当ててタックなどの跡をつけましょう。

※デザインにこういったもの(タックやダーツ)がないフラットなデザインのものは必要ありません。

ワンピースの形出し

それから、まち針を全部外していき、跡を付けた線を全て極細のマジックペンかボールペンでなぞって行きます

ワンピース仮の印書き

上の画像の様にシワシワのままタックなどがあれば、その部分をペンでなぞり書きしましょう!


私は無印のボールペンでなぞりましたが、シャーペンでも自分が分かればいいと思います。


チャコペンは消えやすいので避けてください。

後ろ身頃も同じ様になぞり書きしていきます!

ワンピース後ろ身頃の跡なぞり書き

そして、全部なぞり書き出来たら、アイロンを当てて平らに均します。

ワンピース形出しを平らにする

前身頃も後ろ身頃も綺麗にアイロンで均して下さい。にじんだりしないのでスチームを出してアイロンして下さい。

次はこれをハトロン紙に写して綺麗な型紙をします。

均したものをハトロン紙の上においてルレットで形を写す

次は均したものをハトロン紙に写して行きます。

まずはハトロン紙を広げてその上に均したワンピース(仮)を配置してください。

ハトロン紙に写して型紙にする

上から見ると線が真っ直ぐになっていないのが分かると思います。


裾の部分も脇線も中心線もガタガタです!


ですが、ここではそのままで構いません。出来るだけ綺麗に囲う事を意識しましょう!

この時、ワンピース(仮)がハトロン紙の上でズレない様に文鎮(重り)をおいて下さい。

型紙を作る為にルレットで囲う

ルレットを使って配置したワンピース(仮)を囲いながらなぞって行きましょう!


周り部分を囲い終わったら、タックなどの線も生地の上から強めにルレットでなぞるとハトロン紙にきちんと写ります。


※写し終わったら写し忘れがないかを確認し、定規を使ってシャーペンで綺麗に線をなぞって行きます。

縫い代を付けてカットして型紙を完成させる

前身頃を脇線、裾、腕ぐりのカーブなどを定規を使って綺麗にしながらシャーペンで線を引きます。


このデザインは中心で切り替えなどないので中心線も直線で引き直します。
後ろ身頃も同じ様に定規を使って綺麗な線にしましょう。

ワンピース型紙

線を引き終わったら脇線の長さを前身頃
後ろ身頃それぞれメジャーで測っておきましょう。


前見頃と後身頃の脇線が同じ長さじゃないと縫い合わせる時ずれてしまいます;


ここで長さが違う場合は同じになる様に調節しましょう。(前身頃の脇線の長さに合わせるなど)

全部写し取る事が出来たら次は縫い代を付けて行きます。


縫い代は基本1㎝で構いませんが、裾などは3㎝で取っておくと縫う時に端処理が不要になるので出来れば3㎝取って下さい。

型紙に縫い代を付ける

ここで、もしワンピースの裾の長さが足りなかったり、長いと感じたら調節してくださいね!


この時、見返しというパーツや袖ぐりの処理の為にバイアステープといったものを作る必要があります。


バイアステープは販売されているので作るのが面倒な場合は購入してください。ワンピースと同じ生地が良い場合は1から作りますよ^^


バイアステープは後ほど作り方を解説しますが、見返しは型紙を作らないといけませんのでここで解説します!


とても簡単なので安心してください^^


前身頃の衿ぐりにこの様に2.5~3㎝の線を引きます。これをハトロン紙に縫い代も込みで写し取ってカットするだけです!

ワンピースの見返し

そして、最後にすべてのパーツに縫い代が付いている事を確認してから型紙をカッターでカットしてください。

ワンピースの型紙完成

上が前見頃の衿ぐりと見返し、下が今回デザインしたワンピースの型紙です!


ここまで出来たらやっと本番の生地で実際に作って行きます^^

本番の生地に型紙を置いてまち針で止めて裁断

型紙が出来たらやっと本番の生地での製作に入って行きます!
本番で使う生地もアイロンがけして均して下さい。

本生地の地直し

きちんと止め終わったら型紙を切らない様に生地を裁断していきます。

Aの前見頃は生地を【わ】にして取ります。



わ】とは生地を二つ折りにした部分に配置して裁断すると中心に縫い目のない1枚の前身頃を裁断する方法です。



Bの後身頃は後ろにファスナーを付ける予定なので後ろ中心に1㎝の縫い代を付けて型紙を作っていますので、2枚重ねで裁断します。


ファスナーを付けるのは今回デザインしたワンピースがウエスト部分を絞っているので開きが必要だからです。



ゆったりとしたワンピースの場合は必要ありません。

ワンピースの裁断

裁断が終わったら、タックなどの印を前、後身頃ともに写して行きましょう!(何もない場合は要りません)



タックなどの印は型紙に正式な書き方ありますが、初めての方は自分が分かりやすいように記入してください^^

ワンピースのタックを型紙から生地に写す

チャコペーパーを生地と型紙の間、生地の下に配置します。後は型紙の上からルレットを転がし、生地に印をつけます。

チャコペーパーの使い方

後ろ身頃は生地と生地の間に、大き目のチャコペーパー(両面)を入れて生地の裏側に印が付くように設置して写しましょう!


印を全て付け終わったら裁断した物の肩と脇線、(後身頃は中心線も)を端処理します。

家庭用ミシンをお持ちの方はジグザグ縫いを。
ロックミシンをお持ちの方はロックミシンで端処理を。



ミシンをお持ちでなく手縫いの方はかがり縫いまたは【ほつれ止めピケ】を使ってほつれない様にして下さい^^
端処理まで終わったらいよいよ縫製に入って行きます!



が…その前に!!


見返しの製作とバイアステープの作り方について


上のほうで見返しの型紙の作り方を解説したのですが、後身頃の衿ぐりの見返しを作り忘れていたので同じ方法で作っておきました!


これが今回のワンピースの見返しになります。
見返しは、カーブなどを綺麗に裏返して端処理が出来ます^^

ワンピースの見返し

これをこの様に裁断して、薄手の芯をアイロンで圧着して行きます!

見返しに芯を張る

前見頃はVの様になっている物で1枚です。後ろ身頃の見返しは2枚カットします。


芯を張るのは、見返しが伸びて形崩れが起きない様にする為ですので面倒とは思いますが、頑張ってやりましょう!



芯張りが終わったら見頃と縫い合わせる部分以外を端処理してください。

見返しの縫製

端処理が終わったら肩線を縫って割りアイロンをして置いておきましょう!

バイアステープの作り方

今回は腕ぐりの部分をバイアステープで処理していきます。

バイアステープは綺麗に作るのが難しいので是非この道具を使って製作してください!

私もずっとこれを使っています^^



では早速作り方を解説します!

※ちなみに今回使ったのは
上の画像の赤色(18㎜)のものです。

バイアステープの作り方

生地の斜め45度に直線で線を引きます。
今回は3.5㎝幅のものを2枚作りますよ!


※線が薄くて見えづらかったので書いています。


長さに関しては腕ぐりの長さを1周メジャーで測っておいて下さい。


今回のワンピースの袖ぐりは49㎝でした。
縫い代を端に1㎝ずつ追加して作るので合計の長さは51㎝でした。

バイアステープメーカーの使い方1

準備が出来たら早速作って行きます!では!!

テープメーカーにカットした生地を裏面を上にして入れて行きます。

バイアステープの作り方2

この時、詰まったりする様でしたら目打ちやヘアピンで押し出しましょう。


テープメーカーから1㎝ほど出てきたらアイロンを当てて、下の画像の様にまち針で止めてテープメーカーを右に引っ張りながら出てきた生地をアイロンで折ります。

バイアステープの作り方3


そうして行くと・・・ジャン!



綺麗に作れました!(^^)!
出来た後は端を合わせて1㎝幅で縫っていきます。


これでバイアステープも完成です♪

バイアステープの作り方4

バイアステープの縫い付け方は次のワンピースの縫製で解説します。

ワンピースの縫製の仕方。

デザインによって縫製の方法は違うと思いますが、今回は私がデザインしたワンピースの縫製の順序で解説していきます!


まず肩線、両脇線を1㎝幅で縫って、アイロンを当てて縫った個所を均します。

その後、画像の様に【割りアイロン】して下さい。

ワンピース縫製割りアイロン

次は先ほど作っておいた見返しを見頃に縫い合わせていきます!

見返しの処理は少し手順が細かいですが綺麗に仕上げる為に頑張りましょう!(^^)!



では・・・



下の画像の様にまち針で表を合わせてセットします。


この時、肩線や前身頃の中心を合わせてから
その間をまち針で止めて行くとずれる事なく合わせて縫えますよ^^

見返しの縫い付け方1

見返しを1㎝幅で縫い終わったらカーブや角になってる部分に縫い目ギリギリまで切込みを入れ、さらにカーブ部分は細かく切込みをいれていき、5㎜残してカットしてください。



※切込みを入れなかったり、5㎜カットしないと綺麗に裏返す事は出来ません;

見返しの縫い付け方2

切込みとカットが終わったら下の画像の様に縫い代をワンピース側に倒してアイロンを当てて行きます。


全体的にアイロンを当て終えたら見返しをワンピース側に折って、アイロンを当てて縫い代を隠しましょう!

見返しの縫い付け方3

アイロンをし終えたら、この様になります!

見返しの縫い付け方4

次は表から1.5㎝幅でステッチします。
見返しの縫い付けは以上です!

出来上がりはこんな感じになりま~す(^^♪

見返いしの縫い付け完了

次は腕ぐりにバイアステープを縫い付けて行きます!

腕ぐりの処理の仕方

腕ぐりと作ったバイアステープが同じ長さかを確認して腕ぐりを挟むようにまち針で止めます。

バイアステープの縫い付け方2

これを1周綺麗に止めて表を上にミシンを7㎜幅で縫っていくとバイアステープでの処理は完了です!

バイアステープの縫い付け方



そして・・・完成!!

バイアステープを綺麗に縫う

今回ファスナーはコンシールファスナーというものを使いました!



縫い方に関してはこちらの動画をご覧ください(‘ω’)ノ

コンシールファスナーの仮縫いコンシールファスナーミシンで本縫い
※ファスナーなどで開きを作る方は参考にして下さい。


そして最後に裾を三つ折りで縫いあげて完成です!
まず、定規で1㎝を計りながらアイロンを当てて、ピンで止めて行きます。

裾の三つ折りの仕方1

次は今折り返した裾を、さらに折り曲げてアイロンを当てたところを表からまち針で止めていき、ぐるっと1周終わったら表から7㎜で縫っていきます。

裾の三つ折りの仕方2

これでワンピースの完成です!

そして完成したワンピースがこちら・・・

ワンピース製作のまとめ【完成品】

はじめに形出ししたものと完成品を並べてみましたよ(‘ω’)ノ

ビフォーアフター

本縫いの際、無地の生地で製作したらウエストのタックやドレープ感が綺麗に出たと思います。



ですが、この生地で作った時のコーディネートが沢山頭に浮かんだのでこの生地で製作しました!
こんな感じで、色々な着方をすることでイメージを変える事が出来ますよ^^



ウエストベストを付けるとまた違ったイメージで着こなせると思って、完成後ワクワクしました~( *´艸`)

簡単ワンピース完成品

初心者の方のワンピース製作のすゝめ

初心者の方でもこの方法なら簡単に製作出来ると思います。


ですが、私が製作したこのワンピースの様に、ディティールを細かくしてしまうと製作工程が増えてしまうので



初めて製作にチャレンジする方はゆったりとしたシルエットのものから始めるといいでしょう。



初めのトルソーに肉付けする段階で細かくやっておくと身体にフィットするものをすぐに製作してもいいと思います^^


私は型紙からワンピースを作るのは初心者の方には難しいと考えています・・・。


ですが、この方法なら形を作ってからそれを型紙にするので洋服の構造を理解しながらシルエットを作り、それから型紙に落とし込むので挫折が少ないはずです。



この方法での製作でも難しいと感じた方は直線で作れるものからチャレンジしてみましょう!

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